始末屋


優も太剣を出して構える。


あいつ…格段に強くなってる…。


何でここまでの実力を持っていて自信が出ないんだあいつは…。



「薫…。死んでもらうよ。」


優が斬りかかってくる。


俺が刀で受け止め、鍔迫り合いになった。


「死ねるかよ。それに…俺は仕事で来てんだよ。失敗すれば名が落ちる。」


優を睨んで言った。


「もう始末屋は終わる。名なんかどうでもいいだろ?」


優も俺を睨む。


「終わらねぇよ…。お前が抜けたって俺が居る。俺が勝てば始末屋は無くならない!!」


優を押して斬りかかる。


俺の斬撃を優は太剣で受けていく。


「無くなれば困る奴だって居るんだよ…。俺達の存外が支えになってる奴だっている。それが…俺とお前が今までしてきた仕事だ!!」


刀で太剣を宙に浮かせ、鎧を斬って鞘に刀を納めた。


「グゥッ…!」


鎧はバラバラになり、優の体も斬れていた。



「平和なんていいだろ。それはお前らがどれだけ悪い奴を殺したって手に入りやしねぇ。例え裏扇杜最強の奴が居た所で一生平和なんて来ないさ。お前…それくらいわかってんだろ?」


優が俺を見ると、俺の動きが止まった。


太剣を掴み、俺の体を斬って蹴り飛ばした。



……ガーディアン・アイか…。


すっかり忘れてた…。



「それでも…戦わなきゃいけないんだ…。俺はどんなことをしても…薫に勝たなきゃいけないんだ!!」


優はそう言って斬りかかってくる。


斬撃を断罪で受けていく。


「別に俺は構わねぇ。だが…俺にも負けられない理由はある!!」


太剣を払い、優の体を斬った。


優はすぐに太剣で俺の体を斬る。



「ぐっ…!」


俺と優は膝をついてしまった。


「あの時とは…俺も状況が違うんだよ…。だから…お前が邪魔をするなら俺はお前も平気で殺すぞ…。」


立ち上がって断罪を握った。


「上等…。俺を誰だと思ってる…。暴走天使…城島 優だ…!!」


優も立ち上がってきた。