始末屋

―楓―


上の階に上がると、見慣れた長い銀髪の男が居た。



「薫はん行け。こいつは俺の相手や。」


手の骨を鳴らして言った。


「頑張れよ。」


「薫はんもな!」



薫はんは上に上がる。


ちゃんと優の真意を確かめてこいよ。
任せたで?薫はん。



「さて…はるばる関西から追いかけてきてやったで?」


ハーヴィスは俺を見る。


「よく来てくれた。待っていたよ。」


手を広げてハーヴィスが言う。


「関西の時はやられっぱなしやったからな~。借りは返さないけんやろ?」


雷を手に集めた。


「雷舞踊!!」


ハーヴィスに向かって雷が落ちていく。


それを避けて俺に雷を飛ばしてきた。


俺も雷を出して相殺させた。


その隙にハーヴィスは俺の目の前に来て俺の顔面を殴り飛ばした。


俺はハーヴィスの腕を掴み、横腹を蹴った。


その後お互いに距離を取った。


「あの時とは違う…。闇雲に戦う訳じゃなく…何か洗練されたような気迫をお前から感じる。」


ハーヴィスは俺を見て言った。


「本気出しただけや。あの時と同じと思たら痛い目みるで?」


俺はハーヴィスに向かって構えた。


「……なら…私も本気を出そう。お前は私を消せるかな?」


不適な笑みを浮かべてハーヴィスが言う。


「消してやろうやないの!覚悟せぇや。俺を相手に選んで生きて帰る思うなよ?」


雷を手に集め、雷神刀"陰怒雷"を出した。


「出し惜しみはしないようだな。」


「戦い方見られた相手に出し惜しみしてもしゃあないやろ!」


鞘から刀を抜き、ハーヴィスに斬りかかった。



ザンッ!!


ハーヴィスは避けもせずに体を斬られた。


あの時と一緒か…。


血の鎌鼬を思い出し、ハーヴィスから距離を取った。


「爆雷波!!」


プラズマの球を4つ出し、ハーヴィスに放った。



ドガーン…!!


ハーヴィスに当たったと同時に爆発した。


まだ…油断したらダメや…。



グサッ…!