始末屋

皆がドキドキした表情で俺を見る。


それを見て、ゆっくりと口を開いて名前を発表した。




「名字の城島に…優しさという字をつけて…


こいつは今日から『城島 優』だ!皆改めて今日から優をよろしくな!!」


そう言うと皆が歓喜の声を上げ、拍手をしてくれた。


「オジサン…やさしさって何?」


俺は優を降ろし、『優』という漢字を書いた。


優はそれを見つめる。


「優しさっていうのはな?困っている人を助けたり…弱い者を助けようとする心のことを言う。それが本当の優しさかって言われりゃそうじゃないかもしれねぇけどな!」


俺は笑って優の頭を撫でた。


「俺は優しさとはそういう物だと思ってるんだ。だから次はお前の番だ。お前がこれから先長い人生を歩んでみて…その中で色々な経験をし…お前が学んだ優しさっていうのを次はお前が俺のように誰かに伝えるんだ。

お前なりの優しさってやつを探し出せ。
そして…今お前が思う優しさをずっと大事にしろ。それがオジサンの願いだ。」


そう言うと優はニッコリと笑って頷いた。


「わかった!僕もいつかオジサンみたいに強くてカッコいい人になる!!そしたらオジサンに伝える!!」


俺のように強くなるか…。


「オジサンは強いぞ?できるかな?お前に。」


笑いながらそう言うと、優は頬を膨らませた。


「できるもん!!」


優はそう言って皆の方に行った。



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