始末屋



手紙を半分に折った。


相変わらず平仮名と簡単な漢字しか書けないのかよあいつは…。



「薫…おはよ~。傷は大丈夫?」


アクビをしながら上にカッターシャツを羽織って下は下着だけの格好で涼風が降りてきた。


「お前にはいろいろ聞かないとな。まず何で俺のベッドで寝てた?」


タバコを吸って言った。


「昨日ここに来たらあんたがここの前で倒れてたから看病したの。一応ベッドまで運んで寝かせたけど…あんたが酷くうなされてたから隣で寝て、ちゃんと眠れるように頭撫でてたら私も寝ちゃってたみたい。」


頭を掻きながら涼風が言った。


じゃあ涼風がベッドまで運んだのか…。


「あと…お前にも変な奴来たか?」


そう言うと涼風は壁を殴った。


「来たわよ…。久しぶりにあんなにやられたわ…。」


こいつがやられるのかよ……。


「それより優君は…?まさか本当にあんたを裏切って…」


「あぁ…。見ればわかるだろ?」


涼風は拳を握って俺の方に来た。


「薫。あんたもやられたんでしょ?借り返しに行くわよ。」


何も答えずにタバコを吸っていた。


すると、涼風はテーブルに置いた手紙を見つけて読み始めた。



「薫…まさかこれを真に受けるんじゃないでしょうね?」


タバコを吸って灰皿に灰を落とす。


「それが優の望みならそうするさ。」


言った瞬間に胸ぐらを掴まれて立たされ、壁に押し付けられた。


「優君の望みは…あんたと居ることでしょ!!」


何も言わずにタバコを吸う。


その瞬間に顔面に平手打ちされた。