始末屋

―優―


俺は愛ちゃんを連れて、裏扇杜を歩いていた。


愛ちゃんは白いコートに赤いチェックのミニスカートを履いていて、膝まであるブーツを履いていた。


少し赤くそまる頬が白い肌だから目立っている。


「優?」


ボーッと愛ちゃんを見ていると、愛ちゃんに声をかけられた。


「あっ…!ごめん…!愛ちゃんどこ行きたい?」


笑って愛ちゃんに聞いた。


「う~ん…。この前優と最後に行った場所に行きたいな…!」


あぁ…あそこか!


気に入ってくれたのかな?


俺はこの前行った廃ビルの方に向かった。








廃ビルに着き、屋上に2人で座った。


「ビックリしたよ~!何でわかったの?俺があそこに居るって。」


愛ちゃんを見て聞いた。


「この前会った時に始末屋って仕事をしてるって優が言ってたから…調べたらあそこだったの。迷惑でしたか?」


愛ちゃんが俺を見て聞いた。


「迷惑じゃないよ!ただビックリしただけ。それと敬語がまた出てるよ!」


そう言うと、愛ちゃんはしまったって感じの顔をした。


「ごめん…!久しぶりだから何かこの前より緊張しちゃって…!」


顔を赤くして愛ちゃんが慌てて言った。


「実は俺もそうなんだ~!何か緊張して…何話したらいいかわかんなくなっちゃう…!」


俺は景色を見ながら言った。


「でも…約束守れてよかった!死なずにちゃんと会えたから!」


「優…。ありがとう。約束守ってくれて…。」


何か…やっぱり恥ずかしくて…ドキドキする…。