始末屋

やっぱり涼風さんって綺麗だったな~…。


今日の格好なんてモデルさんみたいだった。


涼風さんって薫や優と混じって戦うような人だし…あんなに綺麗だし…スタイル完璧だし…羨ましいな~…。


私もあんな女の人になりたい!



「すご~い!」


「確かにすごいな。あいつ料理できるんだ。」


優が涼風さんにもらったチョコを開けていた。


私もちょっと覗いて見た。


小さい箱にハートの形や星の形をした小さいチョコが詰まっていて、真ん中には優の顔をした可愛いチョコが入っていた。


ど…どうやって作ったの…?


「これ俺だよね?すご~い!食べるの勿体ない!」


優は嬉しそうにチョコを眺めていた。


これが少し早起きして作ったレベル?


私のなんて…。


「はぁ…。」


「何溜め息ついてんだ?」


薫が私を見て言う。


「いや~!何もないよ?すごいね~これ!優写メ撮ろっか!」


カバンから携帯を出して言った。


「うん!」


写メを撮ってあげて、携帯をカバンに直した。



「そういえばお前…さっき何か喋ろうとしてなかった?」


思い出したように薫が聞いた。


「そうだっけ?何にもないよ!」


出せない…。


このチョコ見た後に私のチョコなんて出せる訳ない…。


薫は首を傾げてまたソファーに座った。