始末屋

それから刻一刻と時間は過ぎ、時間は昼前になっていた。


渡し方がわからない…。


優は素直に受け取ってくれそうだけど、薫は何か言いそうだしな~…。


チョコ溶けないよね…。


私は物置にチョコを入れていた。


でも…時間経てば経つほど渡しづらくなるよね~…。



よし…!渡そう!


早く終わらせた方がいいに決まってる!



「あの「こんにちわ~!!薫も優君も元気?」


喋ろうと立ち上がった瞬間にドアが開いて涼風さんが来た。



何で今来るの~!




―薫―


理恵が喋ろうとした瞬間に涼風が来た。


「元気ですよ!」


優が言った。


「何だ?また依頼か?」


タバコを灰皿に落として言った。


また今日はオシャレしてんな~…。


髪は軽く巻いていて、格好は黒のファーがついたコートに中は胸元が目立つ服を着て、ミニスカートを履き、網タイツに膝まであるブーツを履いていた。


「優君に手作りチョコ渡しに来たの♪おいで優君!」


涼風が優に手招きすると、優は恥ずかしそうに涼風の方に向かった。


「はい…これ!ちょっと早起きして作ったの♪まぁ味の好みは人それぞれだから食べてみて♪」


可愛らしい紙袋を優に渡した。


「あっ…ありがとうございます!俺チョコもらったの初めてだから嬉しいです!」


顔を少し赤くして優が言った。


「本当に?!じゃあ私が初めてだ!優君可愛い!」


涼風は優の頭を撫でた。


「あっ!薫にはこれ。」


俺に向かって何か投げてきた。


それをキャッチして箱を見ると、タバコのメーカーを少しぼかしたチョコだった。


「適当だな。わざわざ買わなくてよかったのに。」


「もらえるだけありがたいと思いなさい!こんな仕事してたらバレンタインなんて無縁で可哀想に思ったから買っただけよ!優君は違うけどね♪」


はいはい…。
タバコをくわえて火をつけた。


「それじゃ私ちょっと仕事あるから!また来るわね~♪」


涼風はそう言って帰っていった。