始末屋

理恵が全員分のご飯を作り、俺達はやっと一息ついた。


「おいしかった~!さて…依頼料の話でもしましょうか。」


ご飯を食べ終わり、涼風が話し始めた。


「そっか!今回は涼風さんの依頼だったんだ!忘れてた!」


優が言った瞬間に頭を叩いた。


「忘れんなバカ。」


「だって~!俺達だって狙われた側なんだよ?依頼どうこうとかの話じゃないじゃん!」


どこまでお人好しなんだか…。


コーヒーを飲みながらそう思った。


「楓~…僕達は何円もらえるの?」


玲央奈が楓の背中に乗って聞いた。


「俺達は報酬ないで?最初から俺1人が手伝うことになっとったしな。」


「何でそんなことするかな~!」


楓の言葉を聞いて玲央奈はむくれた表情をする。


「大丈夫よ。今回君には頑張ってもらったし依頼料払うから。」


涼風がそう言うと、玲央奈は涼風に抱きついた。


「お姉さん優しい~!てか…僕は玲央奈だから玲央奈って呼んでいいよ!」


「そう?じゃあ私のことも涼風って呼びなさい。」


涼風は玲央奈を膝の上に乗せた。



姉妹みたいだな…。


「玲央奈って言うんだ!俺は優だよ!」


優が言うと、玲央奈はクスクスと笑う。


「ごめんね~。僕ザコの名前いちいち覚えないんだ!」


「ザコ…。」


玲央奈の言葉を聞いて優は落ち込んでいる。



「優ごめんな…。こいつ失礼な所何回言っても直らんのよ。涼風はんも薫はんも気に入らんかったらちゃんと言ってえぇからな。」


楓は頭を下げて言った。


「私は好きよ!この子可愛いもん!本当に男の子とは思えないわ~…。」


玲央奈の頭を撫でながら涼風が言った。


「まぁ気になったらちゃんと言うから気にすんな。」


タバコをくわえて火をつけた。


玲央奈は楓に舌を出していた。