始末屋


「ふざけろよ…!…俺は…言ったはずだ…!!目的も…!…復讐も…!!全部俺の力で果たしてやると…!

お前に魂も…何も与えるつもりなんか…ないってな…!!
何もかも奪ったお前に…!感謝されるならまだしも…!説教される…覚えなんかねぇ…!!」


黒い蛇をアビルの力を流して消し飛ばし、立ち上がってタバコに火をつけた。


「アビル…。お前はただ俺に利用されるだけの存在だ。黙ってねぇとエサやんねぇぞ?」


―『ほう。エサとは?』―


俺は骸懺悔を出して、ミカエルの方を向けた。


「極上の…大天使の魂だ。」



―『ハハッ!それはいい!!頼むぜ薫~。俺様をもっと…もっと…もっと楽しませろ!!』―


俺の前に不死の軍団が立ちはだかる。


「邪魔だ。構ってる暇なんかねぇんだよ。」


骸懺悔に施された骸骨の目が鈍く光り、鎌が闇を纏った。


『あぁ~!』


敵は一斉に俺に襲いかかってくる。


落ち着いて敵を見て、鎌を横に振り上げた。


「絶望の輪廻。」



襲いかかってくる敵を1人残らずバラバラにして、ミカエルの方に向かった。



「薫さん…邪魔しちゃダメって言ったでしょ?」


玲央奈が俺の前に立ち塞がり、眼帯を外す。


すると、今度は黒い蛇が5匹俺の体に巻き付いた。


「三度目はないよ?次動いたら…殺す…。」









「やってみろよガキ。」


鎌で黒い蛇を全部斬って玲央奈を見た。


「幻魔眼の幻が…崩された…?」


狐につままれたような顔をして玲央奈が俺を見る。


「幻魔眼…。確かにすごい眼だ。だがな…その眼には盲点がある。それは…幻と気付かせたら効力が消える。

お前が俺を最初に捕らえた時…お前は覚めることのない幻と言った。つまり…今起こっていることは俺以外には見えていないことだろ?それを1%の疑念もなく幻だと思えば…あとはアビルの力で消せる。」


俺がそう言うと、玲央奈は笑い始めた。