始末屋


後ろに下がって如月を振りかぶった。


「鎌鼬!!」



2人を風の刃が襲う。


だがそれをもろともせずに向かってくる。


「…全てを吹き飛ばす風よ…。その禍々しき風の力で…全てを滅したまえ。

出よ…寿限無(じゅげむ)!」


竜巻が私に集まり、その中から寿限無が出てきた。


―『あ~い!久しぶりだな~!涼風姉ちゃん!』―


私の前に立ちはだかり、攻撃から私を守る。


―『痛いな~。ふぅ~!!』―


風を発生させ、2人を吹き飛ばす寿限無。


「寿限無!如月にあんたの力を集めなさい!」


両手を交差させ寿限無に向けた。


―『んぁ?わかった~!』―


如月に寿限無の力が集まり、更に自分の力を込めて大きな風の玉を作った。



「くらいな!!龍の息吹きを!!風龍の…咆哮!!」



風の玉を2人に向かって投げ飛ばした。



当たって…!



2人の間に当たり、突風が吹き荒れて砂塵が舞った。



やったかな…?



ガシッ!!


「カハッ…!」


優君の腕が私の首を掴んだ。



ギリギリギリギリ…!


息…が…!


腕を両手で掴んで抵抗するが、全く抜けない。



膝で腹を蹴って優君をどかした。


はっ…!


振り返ると楓が斬りかかってきていた。


後ろに下がって避け、仕込みナイフを投げた。



雷で打ち落とされ、私は優君に背中を蹴られた。



ザシュッ…!キンッ!


楓が降り下ろした刀を左の義手で受け止めた。


楓の腹を蹴って、後ろに居る優君の顔面に肘を入れた。



なっ…!


体が……。


優君の目の能力か…。


楓と優君が向かってきた。



ガキンッ…!