始末屋


俺は後ろに下がって攻撃を避けた。


「アビル…あの剣何でも斬れるって言ってたよな?」


―『あぁ?まぁ大抵の物は斬れるんじゃないか?』―


「例えば…あいつらが出てきてるあの空間を斬って広げるなんてことできるのか?」


そう言うと、アビルは笑い始めた。


笑ってる場合かっての…。


殴りかかってきた奴を蹴り飛ばした。



―『この状況でよくそんなこと考えついたな~!!まぁ…やってみる価値はあるんじゃねぇの?成功する保証はしないがな。』―


「やらなきゃいつまで経ってもこのままだろ。」


死神の双剣を闇に戻し、その闇の中から太刀を出した。


「首切り紅堕羅…"断罪(だんざい)"。」


鞘から剣を抜くと、血を思わせる真っ赤な刀身が姿を見せる。


「悪いが…もう疲れてきてんだ。さっさとその道開けろ!」


刀を振ると、目の前に居た奴らはバラバラになった。


やっぱり強すぎる…。


首切り紅堕羅は他の武器と力が全く違うから、またコントロールするのに時間かかるな…。



残りの奴が俺の方に向かってくる。


俺は刀を鞘に納めた。


「血飛沫を晒せ…。血桜!!」


敵に向かって刀を引き抜き、また鞘に戻すと敵はバラバラになった。



あそこか…!!


敵が出てくる場所を特定し、そこに向かった。



力を込めて、敵が出てくる場所を断罪で斬った。



バチィッ…!…ザンッ…!


「斬れた!!!」



次元の中に飛び込んだ。













「痛っ…!ここは……どこだ…?」


視界に広がるのは、無限の荒野。


…あれは……。



俺はその気になる場所に向かい、骸懺悔を出して攻撃を受け止めた。


「薫?!あんた…今までどこに行ってたの…?!」


涼風が俺に言った。


「ちょっとな…!それより…これはどういうことだ?」


俺が受け止めた攻撃は、優と楓の攻撃だった。