始末屋


―『最近心閉ざしっぱなしだったな~優よ。久しぶりに暴れようぜ?』―


―『人を殺すのはよくないことよ?でもそれで優が死ねば悲しむ人はいっぱい居る。やりすぎないように暴れなさい。多少は目を瞑ってあげるわ。』―


イスーラとガーディアンが言った。



涼風さんの言葉で目が覚めた。


どのみちここで倒れたら…薫を探し出すこともできない…。



さっさと終わらせる…!!


悔やむのはその後だ。


拳を握り、イスーラの力だけを感じた。


「フレイム…ゴッド!!」


炎が体を纏い、鎧を形成した。


ん?


涼風さんの後ろで敵が拳を振り上げていた。


「きゃっ…!ちょっと…優君…!」


俺は涼風さんを抱え、敵の頭を使って空中に飛び上がった。


「フレイムビッグバン!!」


大きな炎の球を敵に向かって投げつけると、爆発と共に敵は灰になった。


涼風さんを優しく降ろしてあげ、ミカエルの方を見た。


「私は普通の女じゃないのよ?守ってもらわなくても大丈夫なのに…。」


「すいません!つい…。へへっ。」


少し笑って涼風さんに言うと、涼風さんは口を尖らせた。


「…ありがとう。さっきのは油断してて気付かなかったわ…。」



ずっと綺麗な人だと思ってたのに、可愛らしい一面もあるんだな…。


さて…そろそろ元凶を叩かなきゃね…。


俺は走ってミカエルの方に向かい、殴りかかった。


だが、横に居た二つ結びをした金髪の女の子が俺の拳を止めた。


バチバチィ!!


雷が飛んできて、女の子は下がって避けた。


「可愛らしいお嬢ちゃん。俺と踊らんか?だいぶ…痺れると思うけどな~。」


楓も落ち着かせてこっちに来ていた。


「ふふっ…!天の使いの者よ。我が言霊に従い…己の目的を思い出し…我が手足となり動きたまえ。」



―『ぐっ……。あぁ…!』―


ガーディアン??


「なっ…!体が…。」


体が動かなくなってきた。


楓も同じようだ…。


一体何を…?!