―優―
「がぁ!!」
前から来る人が殴りかかってくる。
俺はそれを避けて首を掴み、そのまま膝に叩きつけて背骨を折った。
ごめん…。
その人をその場に投げ飛ばし、次に来た人の顔面を蹴り飛ばした。
すると、さっき投げ飛ばした人が足を掴む。
ヤバい…!
「あぁ~!!」
続々と俺の方に襲いかかってきた。
「烈風!!」
突風が吹き荒れ、目の前に居た人達が吹き飛ばされた。
涼風さん…?!
涼風さんは襲いかかる敵を拳で薙ぎ倒しながらゆっくりと俺の方に向かってくる。
「あぁっ!!」
敵が前から俺の方に襲いかかってきた。
だが突風に飛ばされる。
そして俺の前に立ち、近くにいる人達を吹き飛ばし、振り返って俺を見た。
パシンッ!
涼風さんにビンタされ、胸ぐらを掴まれた。
「あんたの炎の能力は飾り?しっかり使いなさい!!あんたは何年間も薫と一緒に居て何も学んでないの?!あれは敵!!もう人じゃないの!!自分の身は自分の力で守るしかないのよ?
戦いの中で学びなさい!!生き残れば勝ち!負ければ死ぬということを!
時と場合によっては人を殺さなきゃいけないということを!!」
「「「「がぁ~!!」」」」
涼風さんの背後に敵が迫ってきていた。
俺は両手を敵にかざす。
すると、炎が敵を焼き尽くした。
涼風さんは炎に気付いて振り返り、また俺の顔を見た。
「…ちゃんとした顔できるじゃない。最初からそうしなさい。感情的になって…私バカみたい。恥ずかしい…。」
涼風さんは少し顔を赤くして言った。
「あぁ~!!」
炎の中から敵が出てきた。
涼風さんの前に立ち、1人の頭を掴んで地面に叩きつけ、その後ろから向かってくる人を炎で燃やした。
「汚い手で涼風さんに触ろうとすんなよ。」
掴んでいた人を燃やした。
「あ…ありがとう…。」
申し訳なさそうに涼風さんが言った。
