始末屋

―薫―


俺とガブリエルは睨み合って、間合いを取り合う。



仕掛けてみるか。


悪魔の腕にして鎌を生やした。


「ブラックスライサー。」


黒い斬撃をガブリエルに向かって飛ばした。


ガブリエルは斬撃を避け、俺の方に殴りかかる。


しゃがんで避けて地面に手をつけた。


「ブラックシャーク!」


黒い鮫がガブリエルに噛みつく。


ユラ~…。


ちっ…。


また蜃気楼か。


「アクアガンズ。」


後ろから声が聞こえ、振り返ると弾丸くらいの水が飛んできていた。


転がって避け、壁に身を潜めた。


ダンッ!


なっ…?
壁を貫通した…!


俺は水の弾丸を丁寧に避け、ガブリエルに殴りかかった。


ガブリエルは避けて、俺に蹴りかかる。


腕でガードして顔面を蹴り飛ばした。


ユラ~…。


またか!


蜃気楼が消え、後ろから殴りかかってきた。


振り返って避けて俺も殴りかかる。


ガブリエルはブリッジして避け、そのまま爆転して俺の顔面を蹴り上げた。


そのまま地面に手をつけた。


「デスニードル!!」


ガブリエルの真下から針が襲いかかり、ガブリエルは後ろに下がって避けるが、避けきれずに腕に針が刺さった。


戦い方がうぜぇ…。


蜃気楼で翻弄して、ダメージを与えていく戦法か…。



「アクアスラッシュ。」


ガブリエルの手から出た水が俺の方に向かってくる。


範囲が広い…!


しゃがんで避けた。


ガラガラガラガラ……。


俺の後ろにある壁が刀で斬られたように半分に割れて崩れていた。


「水は何でも斬れる。貴様達が普段何気なく使っている水でも私が扱えば…こうなるんだ!!」


さっきの技をまた俺に向かって放つ。


「冗談じゃねぇ……。」


しゃがんで避けると、また壁が斬れた。


更に連発し、俺に向かって放った。


避ける度に近くにある廃ビルが次々と崩れていく。