始末屋

「貴様のようなザコの攻撃が俺様に効くかよ!見て分からぬか?この防御を突破できるような攻撃が貴様にできるのか?」



刀は雷を纏い、いつでも攻撃できる態勢に入った。



「そんなもんわからへんわ。ただ…ザコの攻撃やで?ここでビビるならあんたは俺よりザコや。ザコでビビりのウリエルや!」


そう言うと、ウリエルは拳を合わせて構えた。


「死ね!ザコがぁ!!!」


ウリエルは俺の方に向かってくる。


不思議や。


居合いの時は相手がゆっくり見える。


一歩一歩俺に近付く度に、相手の死が見えるからやろか?



まぁ…そんなこと今はどうでもえぇか…。


「召雷。雷爪…一閃!!!」


抜刀してウリエルの腹を斬った。


腹を守っていた防御を越え、斬った感触が手に伝わってきた。



「グフッ…!俺様は死んでないぞ?!この程度の攻撃でこの俺様が負けるかぁ!!」


ウリエルは俺に殴りかかってくる。


後ろに下がって避け、ウリエルに刀を見せて、ゆっくり鞘に戻していく。


「居合いは鞘に戻すまでが勝負や。」


ウリエルは高笑いを始めた。


「鞘に戻した瞬間に死ぬのか?やってみろよザコ!!俺様がこの状態からどうやって死ぬって?」


その言葉を聞いて、少しニヤけてしまった。


「俺の技はまだ終わってへん。それに…。」


刀が鞘に戻る手前で動きを止めた。



「何か忘れてないか?」


俺がそう言うと、ウリエルは肩を見た。


肩には十手がまだ刺さっている。


「これがどうした?」


「それは雷神の力を凝縮している十手や。それに雷が落ちたらどうなると思う?」


ウリエルの顔が青ざめていき、俺の方に向かってくる。



「天国で神様にでも泣きついとれ…ザコが…。」



キンッ。


刀が鞘に納まると、ウリエルに大量の雷が落ちた。


「ガッ…この…俺……が…」


ウリエルは膝から崩れ落ちた。


「口も才能。あんたの敗因は…安い挑発に乗ったからや。」


陰怒雷をしまって、地面に座り込んだ。