始末屋


更にウリエルが殴りかかってきた。


十手で受けて腹を思い切り蹴り、間合いを離した。


そしてウリエルの方に向かい、両肩を十手で思い切り突いて叩いた。


ここかな…?


「鼠のようにチョロチョロ動きやがって!!何がしたい!!」



なっ…!


「ガァァァァッ…!!」


ウリエルに捕まり、羽交い締めにされた。


ウリエルは力を強めていく。


骨…折れてまう…。


両手を何とか出して、十手を回した。


「バカが!!!」


ウリエルは更に力を込めて締め上げた。


ボキィッ…!!!


「ぐぁぁぁっ!!!!」


これは…あばらが何本かいったんちゃうか…。


「ちょ…調子に…乗るなやぁ!!!」


腕を降りかぶって十手をウリエルの両肩に刺した。



「あぁ?な…何だ…?」


羽交い締めから解放されて、俺は力なく倒れた。


ウリエルは両肩に刺さった十手を取ろうともがいている。



あ…あと…もうちょっとや…。



立ち上がって手を広げた。


「ゴフッ…!雷神刀…陰怒雷(いんどら)!!」


雷が手に集まり、刀を作った。


刀を手に取り、集中して居合いの態勢に入る。


左手は鍔に親指を引っ掛け、右手は刀を引き抜ける用意をした。


「はっ!次は何をするつもりだ?」


ウリエルは俺を見て笑った。


「一撃必殺ってやつや。あんたが間合いに入った瞬間に…俺の勝ちは決まる。」


俺もウリエルを見て笑った。


「それを聞いて…のこのこ俺が入ると思うか?」


俺はウリエルの発言を聞いて大袈裟に笑った。


ウリエルの顔が段々怒りに満ちていくのが分かる。


「何がおかしい!!」


「いや~…!あんた俺より強いんやろ?俺がザコって思うとるんやろ?やったらいちいちビビる必要あるか?」



俺は爆笑しながら言ってやった。