「ザコ相手にやりすぎたか?」
バチィ!!
ウリエルに向かって雷を飛ばした。
目を瞑った瞬間に廃ビルの中に入った。
「なっ?!居ない?!」
俺は廃ビルの中に隠れていた。
バチバチ…!
バチバチ…!
雷が弓を形成し、ウリエルに狙いを定めた。
「雷牙弓(らいがきゅう)。覚悟せぇや?」
弓を思い切り引き、よく狙って放った。
これで終わりや…。
ウリエルは石の腕でガードして、俺の方を見て笑った。
「そこかぁ!!」
両手を握り、地面を殴るとビルが崩れ始めた。
「なっ…!」
ドカァッ…!ガラガラガラ…。
な…なるほど…。
地面の層を極端に一部分だけ高くしてビルを崩したってことか…。
「おらぁ!!」
ウリエルが殴りかかる。
しゃがんで避けて水面蹴りをして転かした。
ちっ…!
さっきのダメージが…!
追撃できない…。
ウリエルは起き上がって俺を抱え、膝に向かって落とした。
「ガッハァッ…ああ…あ…!」
そのまま地面に投げ捨てられた。
あかん…今のは腰に…。
折れてないみたいやな…。
丈夫でよかったわ…。
「ザコが調子に乗るなよ?俺様を返り討ちにするなど不可能なんだよ!!」
立ち上がって両手を広げた。
「雷神爪(らいじんそう)…刃獣瘰(ばじゅら)。」
雷が集まり、両手に十手が出てきた。
「今更武器を使うか?」
十手を回して、ウリエルに向かって構えた。
「まずは…あんたにダメージを与える。」
「やってみろ。」
さっきのように土や石が体に貼り付き、体全体を石の鎧が防御している。
「この防御を突破して…この俺様にダメージを与えるか?やってみろ!お前のようなザコに負ける俺様ではないわ!!」
俺に向かって殴りかかってくる。
俺は避けて腹を十手で突いた。
…ここじゃない…。
