始末屋

カンッ…!



足下にナイフが刺さった。



「似合わないことしようとしないの。私に任せなさい」


涼風さんがこっちに来て、ナイフを振りかぶる。


俺は涼風さんの腕を掴んだ。


涼風さんは俺を見る。


「涼風さんにも似合いません…。もう彼氏さんの敵は打ったし…人を殺す必要はありません。」


俺は涼風さんに笑顔で言った。


「顔!引きつってるわよ?」


そう笑って言うと、泰光の心臓にナイフを投げて刺した。


「あっ!」


やられた…。


さすが涼風さん…。


俺が腕を離すと、涼風さんは俺の胸に手を置いた。


「こんなに早くなってる。人を殺すことに慣れてない証拠ね!私はもう慣れてるわ。だから心配しなくても大丈夫よ!」



前は敵なら殺せた。


本当は薫や涼風さんに人を殺してなんかほしくない。


小さい時から戦ってる俺がしなきゃいけないことなのに…。



「しゃんとしなさい。戦いはまだ続くわ…。大天使とかいう奴が裏に潜んでるみたいだからね。」


涼風さんは俺の背中を叩いて言った。



大天使…。


薫大丈夫かな?