始末屋

-優-


「痛っ!」


地面に落ちた瞬間に女の人が襲いかかってくる。


俺は足で拳を受け止めた。


「早く死ねば早く楽になれますよ?」


拳に力が込もってくる。


「冗談!そう簡単に死ねない‥よ!」


拳を蹴りあげて、起き上がった。


「君‥何者?」


「私は天使協会の千夏。違法契約者を裁く者だ。」


天使協会?


今にも襲いかかってきそうな気迫だな‥。


いろいろ聞きたいこともあるのに…これじゃ何も聞けない。


しかも…女の人だし…。


「いきますよ?」


千夏さんは俺に殴りかかかってきた。


しゃがんで避けて腕を掴んだ。


「無駄ですよ。」


両腕から2本ずつ腕が生えてきて俺の腕を掴んで自分の方に引き寄せ、膝で腹を蹴った。


「グッ…。」


腕を振りほどいて胸ぐらを掴み、背負い投げをした。


「キャッ!」


千夏さんの声を聞いて振り上げた拳を降ろしてしまった。


それを見逃さずに、千夏さんに顔面を蹴られた。


「なるほど。あなたの相手は私の方が都合がいいみたいですね。」



ヤバい…。


女の子相手とはいえ…やり返さなきゃ殺される。


俺は千夏さんに向かって殴りかかる。


千夏さんは軽く避けて、俺の顔面を殴った。


その瞬間に腕を掴んで、足元を蹴ってこかした。


「ごめん!」


そのまま腕ひしぎの体勢に入り、腕をしめあげた。


「早く降参した方がいいよ!」


「痛…い…!」


う…。


千夏さんの苦しそうな顔を見て、一瞬動揺して力を抜いてしまった。


その瞬間にスルリと抜けて、俺の腹を蹴った。


「優しい人ですね。でも…それは優しさじゃない。甘いと言うんです。」


腕が100本くらいに生えてきて、俺の方に向かってくる。


「百手破壊撃!」


腕でガードしたが全身に衝撃が走り、吹き飛ばされた。