始末屋


ウリエル様の言葉を聞いて、ミカエル様は先程の優しい顔に戻った。


「しかし…ウリエルの言っていることも正しいことです。あなた達の管轄は日本全土ということになってますから…。でも2人だけで日本全土を見るというのは私達でもキツいことというのはわかってます。それに…あなた達も戦いの中でたくさんの仲間を失っていることも知っています。

そんな状況の中であなた達は生き残って…何も訴えず今もこの地を守っていることには感謝しています。

本当にありがとうございます。」


ミカエル様は私達に深々と頭を下げた。


大天使の長が私達ごときに頭を下げた……。


あまりの行動に驚いて頭が真っ白になった。


「そんなあなた達だからこそ…私達が手伝いに来たってことはわかって下さい。そして…私達に協力してくれませんか?」


ミカエル様は私達に向かって手を差し出した。


私と泰光はミカエル様の手を握る。



すると、ミカエル様は優しく微笑んでくれた。



「では…始めましょうか…。違法契約者への懲罰を…。」


ミカエル様が言うと、皆神妙な顔つきになる。


「今のところマークは4人。内2人は一緒に行動してるようですね。」


私は泰光を見た。


泰光は視線に気付き、首を縦に振った。


「その2人は私達が片付けます。」


そう言うと、ミカエル様は頷いた。


「残る2人は…ウリエル、ガブリエル。あなた達に行ってもらっていいかしら?」


ウリエル様は手の骨をバキバキ鳴らし、ガブリエル様は静かに頷いた。


「敵は並の契約者じゃありません。皆さんに神の御加護があらんことをお祈りしています。」


ミカエル様の言葉を聞いて、私達はそれぞれのターゲットの方に向かった。