始末屋


涼風の依頼…。


あの涼風が俺達に依頼するくらいだから…よっぽどすごい依頼だろう。


「さっき言ったけど…私は今までアメリカに居たわ。この義手…神経繋いで思った通り動くようになってるの。でも手術の時は尋常じゃないくらい痛かったし、重さに慣れるのも大変だった。だからリハビリついでにしばらく向こうで仕事してたの。」」


さらっと言ってるけど…こいつ外国人相手に仕事してたのかよ。


相変わらず化け物染みてるな…。


「それで‥向こうでの仕事に慣れてきた頃におかしな視線と気配を感じるようになったの。最初は気にしなかったけど‥それがずっと続いてきて気持ち悪くなって日本に帰ってきたの。さすがに日本まで追ってくるようなストーカー居ないと思ってたら、状況は全く変わらなかったわ。実は今もずっと感じてるんだけど…。」


俺は目を閉じて気配を探ってみた。


確かに変な目線は感じる。


だが人の気配はしない。


俺じゃ無理か‥。


「優。ガーディアンの力で辺りを見てみろ。」


そう言うと、優はしばらく辺りを見回した。


「…誰も居ないし不審な物は何もなかったよ!」


優の目でも見えないのか…。


確かに得体が知れないストーカーだ。


涼風はタバコを灰皿に押し当てて消した。


「わかった。その依頼引き受けよう。」


俺がそう言うと、優は頷いた。


「助かるわ~。私も手伝うから安心してね!」



だが…何から初めればいいんだろうか。


視線を辿っても人は居ないとなると‥。