始末屋


胸を斬って開けて心臓を一突きにして魔具屋のお兄さんを殺した。


血時雨を抜いて手についた血を舐めた。


まぁ、面白い方だったわ。


でも満足はできないわね。


今は薫がどれくらい強くなったか楽しみだわ。



闇に血時雨をしまい、魔具屋のお兄さんを見た。


魔具ね~…。


ブレスレットを奪って、自分の手首につけた。


あんなゴツい武器要らない。


どうせなら…もっと上品なのがいいわ♪



手元が闇に包まれ、ブレスレットが炎を纏う鞭に変わった。



魔具って面白いわね~。


これを独占する『協会』はずるいわ。



さて…私の目的の物を探しますか…。



魔具屋の中に入り、目当ての魔具を探し始めた。








しばらく探し続けて、やっと見つけだした。


さすがに大切そうに保存してあるわね。



魔具は鉄の小さな箱に入っていた。


これがあれば…薫を招くパーティーが開けるわ。



魔具を持って外に出ると、薫の気配がこっちに向かってくるのがわかった。



さすが薫♪


気付くのが早いわね♪



でもごめんなさいね。


今会う訳には行かないわ。



私は死体の側に指で文字を書いた。


そして闇を出してその中に入った。



さよなら薫。


また会う日まで。