俺と女の子は睨み合っていた。
「君が使っているその技。それによく似た技を使う奴が昨日来たけど…君はそいつと関係あるのかな?」
そう言うと、女の子は笑い始めた。
『関係あるわよ。それが何か?』
やっぱりか…。
薫君と年齢も同じくらい。
強制契約の女の子。
薫君の助けたい人はこの子か。
やりにくいな~…。
場合によっては殺さないといけなくなるか…。
『質問はもう終わり?早くしてよ~。久しぶりの戦いでもう疼いてるんだから。』
妖艶に微笑んで言う女の子。
俺は女の子に蹴りかかった。
顔面に当たる刹那、女の子は俺の足を掴んだ。
『ブラックストーム。』
突風が吹いて吹き飛ばされた。
女の子は手を合わせて地面につけた。
『デスニードル。』
俺の真下に黒い針が出てきた。
ヤバい…!刺さる!
空中で体勢を変え、針を掴んで逆立ちした。
『簡単に終わらないこの感じ…たまんないわ~!久しぶりにゾクゾクしちゃう♪』
女の子は俺の方を見て、さっきのように妖艶に微笑む。
地面に立ち、女の子に向かって構えた。
「ダメだよ。女の子がゾクゾクしちゃうなんて言ったら。男は手加減できなくなるよ!」
俺は女の子に殴りかかった。
女の子は俺の拳を掴み、膝で腹を蹴った。
「ガハッ!」
『早いだけじゃダメよ?それじゃ女の子は満足できないわ。』
俺のスピードについてきてるのか‥?
首を掴まれて地面に叩きつけられた。
強い…。
これは本気出さないとな。
それに…こんな奴野放しにはできない。
『なかなかの殺気だわ♪でも…早く本気出してくれないと面白くないわね。』
