「薫!まだフロッピーは始末してないでしょ?!理恵ちゃんはまだ依頼人だよ!」


優が俺に言う。


俺はタバコをくわえて火をつける。



「フフッ!君の相棒は既にこっちについている。君も考えを改めるべきだ。」



「薫ー!!!!」



優は俺の方に来て胸ぐらを掴んだ。



「いい加減にしろよ!理恵ちゃんはまだ依頼人だ!守るのが普通だ!」


俺は優の腹を膝で蹴り、顔を掴んで地面に叩きつけた。


「いい加減にすんのはお前だよ。いつから俺達はボディガードになったんだ?俺達は始末屋だ。目標を始末すんのが俺達の仕事だ。いつも言ってるだろ?一時の感情に流されて‥自分の仕事を忘れるなってな。」


優は俺を睨みつける。



「……して……。」


理恵が何かを言っている。


その目には涙を溜めているが、流すまいとこらえていた。



「…薫……優……牧瀬組を……始末して…!」



結局涙を流し、俺達に頼んだ。


俺は手を離し、首の骨を鳴らした。



「優起きろ。仕事が1つ増えた。」



「全く…痛いっての。」



俺達はヤクザに向かっていった。


ヤクザが殴りかかってきたのを跳んで避け、顔面を蹴り飛ばした。


悪魔の腕にして、鎌を生やし、ヤクザを斬った。



「死ね!」


俺に向かって銃を乱射する。


全て避けて、手を合わせて地面に置いた。


「ブラックシャーク。」


黒い鮫がヤクザを食いちぎる。


驚いたヤクザの足元を蹴って転かす。


「死ね。」


眉間に鎌を刺して、次のヤクザに斬りかかる。



バンッ!!



俺の足を銃弾が貫いた。