魂喰らいの鎌の破片が俺の方に集まり、それが闇の中に消えた。
しばらくすると闇が晴れ、目の前に長い鎖で繋がった2本の鎌が地面に刺さった。
―『魂喰らいの鎌…骸懺悔(むくろざんげ)。やはり契約主が強くなると形状が変わるのか…。』―
骸懺悔…。
鎌は髑髏をモチーフにしてあり、前よりも禍々しい殺気が出ていた。
「怖いね~…。これで50%か…。」
50%…。
アビルの力を半分使いこなせてるってことか…。
行くぞ…アビル…。
―『久しぶりだね~…。思う存分やれよ薫!!』―
俺は鎌を両手で引き抜いて、和志につきつけた。
「ここからが本番だ。一緒に楽しもうぜ?もちろん…加減はしないがな!!」
俺は和志に斬りかかった。
和志は炎の腕で受け止めるが、俺は鎌に力を入れてジャンプして宙を回り、鎖を回して鎌を投げた。
「うぉっ!」
すぐに反応されて鎌を掴まれた。
俺は力を入れて鎖を引っ張る。
すると和志はこっちに引き寄せられた。
俺は持っている鎌を地面に刺し、和志の腹に手を当てた。
「ブラックインパクト。」
衝撃波で和志が吹き飛んだ。
すごい…今までの倍以上の力だ。
俺は鎌を地面から抜き、鎖を引き寄せてもう1本も手に取った。
和志は起き上がって俺に殴りかかってくる。
俺が鎌で受け止めると、もう一方の拳で殴りかかってきた。
その拳も鎌で受け止めた。
和志は俺を押して、距離を取った。
蹴りの斬撃を飛ばす和志。
俺は鎌で斬撃を弾いて和志の方に行き、顔面を蹴り飛ばした。
すぐに鎌を和志に向かって投げた。
「何回も当たらないさ!」
器用に避けて、俺に殴りかかってくる。
鎖を引っ張ると和志に鎌が巻き付いた。
「なっ…?!」
和志が地面に落ちた瞬間に顔の真横に鎌を刺した。
「俺の勝ちだ。」
俺は笑って言った。
「参ったね~…。かなり強くしちゃったな…。」
