「それ貸せ。」
俺がそう言うと、鳴海は小切手を俺に渡した。
優と理恵はビクビクしながら俺を見る。
小切手に値段を書いて、鳴海に見せた。
「えっ…?」
「前金は50万。依頼成功したら200万。それでいいか?」
鳴海は驚いて俺を見た。
「たかが雪像壊すだけの依頼に600万ももらえるかよ。俺達の仕事も見てないのに先行投資しすぎだ。まぁ…予期せぬ事態があったり‥意外に大変だった時には600万もらうがな。今はそれくらいが妥当だ。」
俺がそう言うと、優と理恵は笑って俺を見た。
「変わってますね…。他の所の人は1000万とか2000万とか言われてたんで…正直困ってたんです…。」
鳴海はうつむいて言う。
「それは商売が下手なバカ共だ。俺は違う。またここに依頼しようって思われる方が都合がいいからな。」
そう言って、タバコに火をつけた。
「で?雪の女神は今どこにあるんだ?」
「それは……」
