始末屋

朱魔は容易に起き上がり、刀を俺に突きつける。



「動きが悪くなったんじゃないか?苦しいなら捨てればいいさ。この俺がもらってやるよ‥その力!」


「ブラックフレア!」


黒い炎の玉を朱魔に向かって吐いた。


朱魔は炎の玉をかわした。


「ペラペラペラペラと…うるせぇったらありゃしねぇ…。そろそろ黙らせてやろう。お喋りの続きは…あの世でしてな!!」


手を上にあげた。


―『薫…あれを使うか?少し代償をもらうぞ…。』―


胸に激痛が走り、俺はうずくまってしまつた。


口から血が流れてきて、血を拭いた。


「何をしている!!」


朱魔は俺に向かって斬りかかってくる。



闇が俺の真上にでき、俺は闇の中から大きな鎌を取り出して朱魔の刀を受けた。


「目見開いてよく見ろよ?これがお前の命を刈り取る鎌…。魂喰らいの鎌(たまぐらいのかま)だ。」


朱魔はすぐに俺から距離を取り、手を見つめていた。


朱魔に斬りかかる。


刀で受け止められるがすぐに朱魔の首を掴み、地面に叩きつけて鎌を振りかぶる。


「死ねよ。」