桜の一件が終わってからは、特に大きな仕事が入る訳でもなく、小さな仕事が月に2件入っただけだった。



暇な日が結構続き、優は桜の一件で疲れているからとこの状況を楽しみ、


理恵も俺達の仕事が入ってないのを知ってるから、頻繁にアジトに来ていた。



平和ボケしそうな程暇な日常の中で、俺は仕事をしてない間は…いつも桜の一件のことを考えていた。



結果的に、皆が生きていたとしても…


俺があの場でしっかりケジメをつけていれば……。



そんなことばかりが頭を駆け巡っていた。





そんなある日……。