結局気になって、俺は情報屋 米の場所を聞いて、そこに行った。
違った方がいいが…もしそうだとしたら……。
俺は何を話すつもりなんだろう。
謝罪か?
それとも…あの日疑った真意を問いただすのか…。
やっぱり…今日は帰ろう。
ここに居れば噂くらいなら流れるだろうしな。
「あっ!米さんあいつだよ!あいつが昨日の奴だよ!」
俺は中に居た優に気付かれたようだ。
それを聞いたお婆ちゃんが俺の方を見た。
「か…薫…?薫なのかい…?」
そのお婆ちゃんは…やはり米婆だった。
米婆はゆっくりとこっちに来る。
「米婆…。何でこんな所に居るんだよ。彩華村は?戒さんは?」
「戒とは離婚したよ。彩華村を捨てて…私はここに来た。薫…あんたの手伝いができたらと思って…。」
離婚…。
俺の手伝い……。
「薫…。あんたが求める情報は…私が必ず用意するよ。桜を救いたいのは…あんただけじゃない。それに…あんたも救いたいんだよ…。
あんた達の笑顔を…私はもう一度見たい。だから私も…手伝わせてくれないかい?
その悪魔を探すのを…。」
何で…。
こんな俺の為に…ここまで…。
「あんたの情報買おうにも…俺には今仕事もない。だから…俺のことはほっといてくれ。」
俺はそう言って、背中を向けて歩き始めた。
「その話!俺が乗った!」
