始末屋


「確かに…今の俺を見守ってくれる奴なんか居ねぇよ。
だけど…今の俺にはそれが心地良い。
何も失わなくて済むからな。

お前の言う皆ってのは何だ?
ただ傷を舐め合い…ただお前に寄り添う…そんな都合のいい存在か?

いい加減気付けよ。
それがお前を縛る呪縛だ。」



優は俺を睨んで手をあげた。



「1人のあんたに何がわかる!こんな弱い俺を頼りにしてくれる…それだけで俺は幸せだ!呪縛なんかじゃない!!」



手元が光を放つと、白い大剣が出てきて、それを掴む。



「何もわかんねぇよ。少なくとも俺には…そんな都合のいい集団ならいらないな。」


俺の手元に闇が出てきた。



アビル…あれ使うぞ。


―『代償をもらうぞ?』―


心臓に激痛が走る。


俺は痛みをこらえて、闇に手を突っ込んだ。



「魂喰らいの鎌。」


俺は闇の中から骸骨が施された大きな鎌を取り出した。



「ここからは本気でいく。あまり長く戦っても意味ないでしょ?」


優は大剣を構えて言った。


俺も鎌を回して、肩にかけた。


「来いよ似非天使(えせてんし)。俺をそう簡単に殺せると思うなよ?」



優は大剣で斬りかかる。


俺は鎌で受け止めた。


すると、優は俺の胸ぐらを掴んで目を見た。



「ガーディアンアイ解放。」


優の目を見ると、俺の動きが止まり、大剣で体を斬られた。


「ガハッ…!何だ今の…。」


「ガーディアンの力。俺と目が合った奴の動きを3秒止める。」



まだこんな隠し玉が…。


俺は鎌を地面に刺した。