お互いよろけて少し離れた。
血を吐くと、歯が一緒に出てきた。
あいつ…力強すぎ…。
拳が鈍器みたいに体に鈍く響く。
それに…俺の攻撃が見えているように避けている。
少し離れているからか、やっと気配に気付けた。
あいつ…契約者か。
でも…悪魔の気配は感じないな。
―『契約者は悪魔だけじゃない。あいつは天使と契約してるな…。しかも‥結構レベルが高いな。』―
天使の契約者…。
「考えごと終わった?」
優が俺に聞く。
「あぁ…。お前が契約者ってのがわかったよ。」
「俺はあんたを見た瞬間に気付いたけどね。質が悪い悪魔と契約してるみたいだね。」
優は首の骨を鳴らしながら言った。
「ネタバラシしてあげる。俺は天使族の守護神『ガーディアン』と契約した契約者だ。
『ガーディアン』の目の力と武器の喚葬の力をもらってる。」
―『へぇ~…。あの気まぐれ女と契約したとはな。なかなかやるじゃねぇか。』―
それを聞いてアビルが言った。
有名な天使なのか…。
「俺は悪魔族の破壊の悪魔王『デスアビル』と契約した契約者だ。
『デスアビル』の力を全て使えるようになってる。」
「意外だね~…。まさか言ってくれると思わなかった!」
優は笑いながら言った。
「俺が言わないとフェアじゃない。ただそれだけだ。」
俺がそう言うと、優は手を出した。
「そろそろリミッター外すよ?」
優がそう言うと、手元が光って2本のナイフが出てきた。
ナイフを掴むと、優は俺に斬りかかる。
