始末屋


表の町に出て高級そうなBARに入った。



「私は羽賀 宗一だ。よろしく。」


羽賀は俺に手を出してきたが、無視した。


「何の用だ?こんな所に連れ出して。」


俺は机を指で小刻みに叩きながら言った。

すると羽賀は少し微笑んで俺にタバコを1本出した。


それを俺がくわえると、また火をつけた。


「マズいタバコだな。」


「それは失礼。さて‥君には少し仕事をしてもらいたいんだよ。」


俺はグラスの酒を少し口つけた。


「内容による。」


羽賀も少し酒を飲んで話し始めた。


「私は裏扇杜で確固たる地位を築きたい。それには同族のヤクザやギャングチームを掃除しなければいけない。わかるかな?」

煙を吐いて羽賀の方を見た。


「邪魔な物を排除して…お前が上に行きたいって訳だ。」


「その通り。だが…その抗争を邪魔する厄介者が居てね~‥。それを君に任せたいんだ。」



ヤクザの抗争をね~…。



「誰だそいつ。」



「裏扇杜を牛耳っているギャングチーム。『angels』の総長…城島 優。」



城島 優…。


あのホームレスがビビりまくってた裏扇杜を牛耳っている男か…。



「どうかな?やってくれるかい?」



俺はグラスの酒を一気に飲み干してグラスを置いた。



「金次第だな。この世は金が無きゃ楽しめないからな?」



「報酬は……300万でどうかな?」


羽賀は微笑んで言った。


300万か…。


どうする?アビル。


―『いいんじゃねぇの?お前に判断を任せるさ。』―



しょうがねぇな‥。



「引き受けてやるよ。」


俺がそう言うと、羽賀はニヤリと笑った。