『さよなら…か・お・る。』
俺はデスアビスの手を掴んだ。
『あなたは…誰?』
「城島…優。」
『優…私の殺しの邪魔をしないでくれる?」
俺は掴んだ手をあげて膝に思いっきり当てた。
バキィッ…!
『キャァァッ~…!』
そのまま顔面を殴り飛ばした。
「薫が‥初めて敵に情けをかけた。それは‥他でもない大好きな桜ちゃんだったからだ!それをあんたは踏みにじった‥。俺はお前を許さない…!」
デスアビスは起き上がった。
『あらら~‥。骨折れちゃってるわ。ダメね‥女の子には優しくしないとモテないわよ?』
俺は目を閉じた。
ガーディアン‥もう1回大丈夫‥?
―『‥ダメって言っても聞かないくせに‥。』―
ガーディアンの力が流れ込んできた。
「…まぁね。」
俺はナイフを3本出してデスアビスに投げつけた。
デスアビスは避けて剣で斬りかかってくる。
ガキンッ!
涼風さんが俺の前に立って扇子で剣を受け止めた。
「薫1人であれだけ苦戦したんだから…私も手伝うわ…。」
涼風さんはデスアビスを蹴って距離を取った。
「爆雷波!!」
プラズマの球がデスアビスの方に向かっていき、爆発した。
「別に薫はんに対する義理もないけど…あいつが気に入らんから俺も手伝ったるわ!」
楓さんが俺の横に来た。
『デスニードル…。』
針の山が俺達に向かって襲いかかる。
俺達はそれぞれ避けた。
『邪魔した代償は高いわよ…?』
デスアビスは魂喰らいの鎌を握っていた。
「風魔扇…。」
涼風さんの扇子が身の丈くらいの大きさになった。
「雷神刀…陰怒雷。」
楓さんは雷を纏った刀を出していた。
俺はデスアビスに向かって構えた。
