デスアビスは俺の腹から手を抜くと、目の前に移動した。
「アビ‥ル‥」
―『しっかりしろよ?お楽しみはこれからだ!』―
闇が俺の腹を包み、傷を塞いだ。
『あら…?こんなに服がボロボロになってるし…サイズも小さいわね~』
指を鳴らすとデスアビスの周りに闇ができ、それを体に纏うと漆黒のドレスに変わった。
『しかし…ひどいよね~。
私のことあんなに好きだったはずなのに‥
あんな牢獄に閉じ込めるなんてひどいよね。』
デスアビスは手についた俺の血を舐めながら言った。
「お前‥それ以上桜を演じるなよ‥?デスアビス!!!」
俺は声を荒げてデスアビスに言った。
「薫‥デスアビスって…。」
優が恐る恐る聞いた。
「お前の思ってる通りだよ。デスアビスはアビルと対をなす悪魔。能力もアビルと変わらねぇよ。
しかも奴は3年前…桜と強制契約して…桜の体を乗っ取りやがったんだ…!!」
俺は拳を強く握り締めた。
『それと…この桜ちゃんがこうなったのは…
薫のせいっていうのもちゃんと伝えなさいよ?
そして…自らの手で封印したことも…ね…?』
俺は悪魔の腕にして鎌を生やした。
「お前ら…手出ししたら迷わず殺す…。あいつは俺の獲物だぁっ!」
そう言って手を振りかぶった。
「ブラック…スライサー!!!」
黒い斬撃がデスアビスに襲いかかる。
『ふふっ♪ブラックストーム』
風の刃が斬撃を防ぐ。
俺は既にデスアビスに斬りかかっていた。
デスアビスも悪魔の腕にして鎌を生やし、腕の鎌で受け止めた。
『青いわね~‥。攻撃が単調よ?』
「うるせぇ…殺してやるよ。」
