始末屋

―優の戦い―



俺はダークに殴りかかる。


だが、ダークは避けて俺の腹にパンチを入れた。



「ぐぅっ‥!」


腹を抑えてダークから離れた。


見た目は細いのに結構力あるな~…。



ダークは余裕の表情で俺を見つめる。



「あんたの言うSAKURA様を復活させて…あんたは何をするつもりなの?」


俺はダークに聞いた。


ダークはそれを聞くと高笑いをした。



「決まってるでしょう。裏と表を逆にするだけです。」


「裏と表?」


「そう…。分かりやすく言うと、あなたや私のような存在を表に…平凡に暮らしている者達を裏に変えるだけです。」


表と裏を変える…。


世界を変えるってことか。


「あなたは疑問に思わないですか?私達は特別ということだけで世間から迫害されてきました。だからそれなりに汚いことに手を染め…その日を生きるのも精一杯の状況もあったでしょう。

だが、表側の人間は何不自由なく暮らし…少し頑張っただけで地位を約束される。

それを変えるだけです。
私達が何不自由なく暮らし…今の表側に住んでる者達にその苦労を与える。
それが私がやろうとしていることです。」



ダークはそう話して、俺に手を差し伸べる。



「あなたには力がある。その力を…私の野望の為に使いませんか?

あなたも苦労してきたでしょう?
蔑まれてきたでしょう。

それを変えま…」


ダークが話し終わる前にダークを殴り飛ばした。


ダークは起き上がって少し微笑む。



「まだ話している途中だったんですが?」


俺は手の骨を鳴らしてダークに向かって構えた。



「聞く必要なんかないよ。それほど自分の人生に絶望してないし…それを変えようとも思わないし。

それに…

薫はそれを望んでない。
その時点であんたは俺の敵ってことだ。」


俺がそう言うと、ダークは笑いだした。



「まぁ…話が通じる相手と思ってませんでしたよ。」



俺はダークに殴りかかった。