ボンッ…ボンッ…ボンッ…!!



俺達の周りに火の玉が飛んできた。


「何だこりゃ?!」


「新手ですか…。」



火の玉…。


まさか…?


俺は後ろを振り返った。



「始末屋城島 優!只今参上!」


優は俺の方に来た。


「なんてね!ちょっとかっこつけすぎたかな?」


俺に優は笑って言った。


米婆教えやがったな…。


余計なことしやがって。



「何で来た?」


俺は優を睨みつけて言った。


「誰かさんが1人で行くなんてかっこつけたことしたからだよ?」


優は笑って言った。


「帰れ。お前には関係ないことだ。」


優にそう言って、俺は構えた。


だが、優は俺の隣に来た。



「聞いてなかったか?」


「何言われても今更帰ったりしないよ?薫の隣は俺しか居ない。俺しか似合わないから!」


優は俺に笑顔で言った。


こいつは…。


気付けばいつも俺につきまとってきて…こんなことにまでつきまとう気かよ。


俺は優の頭を撫でた。



「…ありがとな…。」


俺がそう言うと優は笑った。


「よし!相手も2人…どっちにする?」


優は俺に聞いた。


「俺はあのポイズンって奴かな。俺様にザコって言ったこと後悔させてやるよ。」


鎌をポイズンに向けて言った。


「じゃあ俺はあの男の人ね!」



俺はポイズンに斬りかかり、優はダークに殴りかかった。



「来いよザコ野郎!」



ポイズンは避けて、俺に殴りかかった。


それを避けて、ポイズンの顔面を蹴り飛ばした。



ポイズンが起き上がる前に俺は鎌を振り上げて斬りかかった。



ポイズンは転がって避けて、俺の顔を掴んで地面に抑えつけた。



「お前なんざ悪魔の力使うまでもねぇなぁ!殺してやるよ!」


俺はポイズンの腹を膝で蹴って抜け出し、ポイズンの顔面を蹴り飛ばした。



「ザコ野郎はお前だよ。このザコが。」


そう言ってタバコをくわえて火をつけた。