俺は手を広げた。


雷が俺の手に集まる。



「雷神刀…陰怒雷(らいじんとう…いんどら)。」


雷は刀になり、俺は刀を掴んだ。


「こっからが本気や。ちゃんとついてこいよ?」


刀を回して刀を抜いた。


「雷鳥の囀り(らいちょうのさえずり)!」


刀を振り上げると、雷の斬撃がソードに襲いかかる。


ソードは斬撃をかわし、剣を取って俺に斬りかかった。


俺は刀で受け止めて鍔競りになる。


「ついてこれてんのか?」


「愚問だ。」


お互い離れて間合いをとった。


「そうかい。じゃあ‥もうついてこられへんで?」


俺はソードの真後ろに来て、刀の鞘でソードを殴り飛ばした。


そして刀を振りかぶった。


「雷獣牙(らいじゅうが)。」



雷を刀に集めてそれを4つに分ける。


それをソードに向かって飛ばした。



ソードは1つはくらったが、あとは全部防いでいた。



「このくらいでバテたら張り合いないで?」


ソードは俺に斬りかかってきたが、俺は避けてソードの体を斬った。


「ぐぅっ‥!」


俺は拳に雷を集めてソードを殴り飛ばした。



「何や‥あんたこんなもんかい。お前みたいな奴から妹守れんかったなんて…自分を恥じるわ。」


刀を振りかぶった。


「俺は終わらない!!」



ソードは剣を手に取って、俺に斬りかかってきた。



俺は手元を蹴ってソードの体を斬った。



「まだ…殺し足りな…」


ブスッ…!


心臓に刀を突き刺した。


「あんたは人を殺しすぎや。只の地獄じゃ済まされへんで?」



刀をしまって座り込んだ。



終わった。


とりあえず敵は打った。



ちょいと血を流しすぎたかいな。


俺はそのまま眠った。