煙が晴れると、ソードは大剣を持って斬りかかってきた。


俺は手元を蹴って防ぎ、頭を掴んで頭突きした。


「不思議な能力やな~‥。武器がコロコロ変わるんやな。」


ソードは起き上がって首の骨を鳴らした。

「お前‥久しぶりの上物だよ。最近は魂最優先で強い奴と戦ってないから…マイトも俺も飢えてたんだよ。」


すると、地面から剣や槍や刀が辺り一面に出てきた。


「ついてこいよ?雷野郎。」


剣を手に取って俺に斬りかかってくる。


俺はしゃがんで避けて拳に雷を纏った。


そしてソードに殴りかかった。


だが剣で受け止められ、ソードは近くにあった剣を手にとって斬りかかってきた。


俺はソードの手を取って側転して避けた。


ソードは剣を捨ててナイフを取って斬りかかってくる。



避けて手を地面につけた。


「地雷蜘蛛。」


地面から雷が出てきてソードに襲いかかる。


ソードは剣を掴んで雷を纏った。


そしてその雷をこっちに返した。


俺は転がって避けて、手をソードにかざす。


「爆雷波!」


プラズマの球が3つソードの方に向かっていく。



ソードは槍を掴み、球を斬った。


斬ったことにより爆発が起こり、俺は壁まで吹き飛ばされた。



ちっ…!


爆発するの知っててわざとやったんか…?


まぁ、ソードの方も無事やないやろ。


煙が晴れて見えたのは盾に身を隠したソードだった。



爆発するの知ってて俺にだけダメージ与える為かい…。



ソードはさっきの槍で斬りかかってきた。


転がって避けると槍は地面に刺さり、俺はソードの顔面を蹴った。


だが手で受け止められて、ソードはその場にあった剣を掴んで俺に突き付けた。



パンッ…!


剣から出た銃弾が俺の肩を貫いた。



「ぐぁっ…!」


更に俺の肩に剣が刺さる。


「終わりか?」


「誰が…こんな所で…終われるかい…!」


俺はソードを蹴って間合いを遠ざけた。