「薫はん行き!俺はこいつに用がある。終わったら手伝い行きますから!」


そう言うのを聞いて、俺は次に進む道に向かって走りだした。



だが、俺が到達する前に岩が崩れて道を塞がれた。



「お前は人柱だ。それを知って‥ここを通すわけにはいかないな。」


この野郎。


俺は悪魔の腕にして、ソードに構える。



「時間が無いんだ。悪いが一瞬で終わらせるぞ?」



「わかってへんな~‥。通す通さへんはお前が決めることやないわ。」



楓の周りにプラズマの球が出てきた。


「爆雷波(ばくらいは)!」


プラズマの球は崩れた岩に当たって爆発し、塞がっていた道が通れるようになった。


「早く行きや?」


楓は俺に笑って言った。



俺はそれを見て先に進んだ。












―楓の戦い―



「ふん…。まぁ‥いい。進んだ先にはくせ者が2人も居るからな。俺は侵入者を殺すだけだ。」


ソードはそう言って俺に斬りかかる。


俺は避けて、ソードの顔面に殴りかかった。


だが剣で受け止められ、もう一方の剣で斬りかかってきた。



俺は足で何とか受け止めた。



「そうやって何でも‥殺せば解決すると思ってんのかい?とんだアホやお前は!」


剣を受け止めていた足で剣を蹴り上げて、その足でソードの顔面を蹴り、下を向いた瞬間に顔面を殴り飛ばした。


「殺せばどんな奴も喋らない。お前みたいなお喋りにはちょうどいい方法だ。」


青龍刀を地面に捨てて、手をかざした。


すると地面から刀が出てきてそれを掴み、斬りかかってきた。



俺は攻撃を避けていく。


ソードは振りかぶって斬りかかってくる。


横に避けて、顔面を殴り飛ばした。



「召雷‥雷舞踊(らいぶよう)!」


雷がソードの周りに落ちていく。


すると、土煙の中からナイフが飛んできた。



俺は避けて、目を凝らして見た。