桜の下の恋




「全く美奈には適わない」


そう言って抱き返してきた。



「俺‥美奈が合コン行くって知った時自分にめっちゃ腹が立った。

今までもしかしたらずっと美奈にこんな気持ちをさせてたのかなって‥

友達が大事で、美奈も同じくらい大事

それでいいやってずっと思ってたんだ」


私は優雅の言葉に涙が溢れ出してきた。


「でも違った。

ごめんな美奈‥俺は友達と美奈じゃ同じじゃなかった。

今日なんて合コンに行くって言った美奈を止められなくてそれでも美奈と別れるのが嫌でこの公園でずっと待ってた」


え?この公園で?

優雅はずっと待っててくれたの‥‥?何時間も‥‥


「なぁ俺も美奈のこと知りたい。

これからはもっともっと美奈のために時間を作る。

だから改めて俺と付き合って?」


「優雅‥‥アったり前」