いつもの様に2人手をつなぎぶらぶら歩く。 「どこ行くー?」 私は聞いた。 「あっち言ってみるか」 稜は指を指した方向は街とは反対方向の細い道だった。 「なんか不気味…」 あたりははもう暗くてイルミネーションがあたりを包む。 だがその道だけイルミネーションも街灯も無かった。「大丈夫だってっ」 稜はそう言うと握っている手に力を込めた。 いつも稜は大丈夫って言って握る手を強く握りかえす。 私はそんな稜の仕草が大好きだった。 照れ屋で無口なとこもあるけど さりげない優しさが私は大好きだった。