と、とにかく!
このままではいけない。


「まだ遠くまで来てないはず・・・」



アタシはきた道をダッシュで戻る。

意外に、アタシ足だけは速いんです。


バスケ歴10年の足の速さの
スピードをなめてもらっては困る。

自慢ですが中学3年生の頃は
50m、6秒2ですから。

中学の頃はそのおかげで
陸上部からの勧誘がこりゃまた
すさまじいものだったな・・・。


昔の事を振り返りながら
アタシは走り続けた。




走って走って・・・

走って走って・・・


やっと、


「こ、ここかっ!!」


【蒼蘭中等・高等学校】着きました。




途切れる息を整えて
学校を見上げた。


・・・で、デカイ。


「ビックサイズ」



中等、高等だからきっと
中学と高校が混ざってる
学校なんだろうとは思って
いたけどここまで大きいとは・・・



「絶対迷子になる」