隣にある笑顔





何コイツ・・・!
ほんとありえない!


ほとんど初対面なのに
何でアタシいろいろ言われてんの。


こんな小さい子に絡まれて
アタシも落ちたもんだな・・・。



「お取り込み中ごめんだけど」

「「取り込んでない」」

「うるさいからもっと小さな声で
喧嘩とかしてくれないかな?」

「ったくこれだから女は」

「女を馬鹿にすんのか!?」

「んだよ、悪いか!?」

「悪いも何もね!女を馬鹿にする
時代はとうの昔に終わってんだよ!」

「意味分からんし!ってか・・・」

「陽介!お前初日から何してんの?
何?ナンパ?やるねぇー」

「うっせ!違げぇよ」


後ろからもう1人の男子が出てきた。





・・・わーお。

見事な美形だな。

さすがのアタシでも少し
見とれてしまった。



「このチビ女に説教してんだよ!」

「ち、チビだ!?アンタに言われたくないよ!」

「はぁ?チビはチビだろ!」

「おい、陽介やめろって」





・・・ん?

今、陽介って・・・