隣にある笑顔





何だかとっても温かい。

いいな、こうゆうの・・・




アタシはニヤけたまま
机に突っ伏した。




と、そのとき




「あ゛あぁーー!!」

「っはひっ!?」



アタシの頭の上で大きな声がした。




驚いて顔を上げると・・・



「えぇぇーーーっ!!」

「うるせぇよ!」




今朝、靴箱を教えてくれた
男子が立っていた。




て、ててててゆうか!
何でここにいるの?!


「まさか君も迷子!?
間違えて高等部来たの!?」

「はっ!?」

「入学式終わっちゃったよ!
先生は?教室分からないの!?
アタシが教えてあげるよ!
・・・ってアタシも知らないけど!」

「知らないのかよ!」

「だけど力にはなれるよ!うん!」