く、く・・・



「・・・首が痛い」

「は?」

「いや、だから首が・・・」



2分も首を上に向けると
さすがのアタシでも痛い。



「く、首が痛いんでタンマ!」



アタシは首をマッサージした。

あと5分ぐらいはヤンキー君との
ガン飛ばしに勝てるようにしっかりと
首をマッサージする。



そんなアタシに


「何してんの」

ヤンキー君達は聞いてくる。



「首が痛いんでマッサージしてるの!
アンタ達背高すぎだから見上げるこっちは
超痛いんだからね!ちょっとは考えてよ!」

「・・・は?」

「首筋肉痛になったら
弁償してよね!・・・っと完了」



アタシは首のマッサージを終えて
再びヤンキー君達に視線を戻す。



ガン飛ばし再会だ、ものどもよ。


だけど・・・




「ぷっ・・・!」

「あはははっ!超ウケル!」

「どんだけ俺らのこと
見上げてたんだよ!」