季節は夏。
ギルバに入って約半年。
とうとうこの季節がやって来ました!!


あ、半年で夏はおかしいだろ!!ってツッコミはなしの方向でお願いします。








「う〜ん。やっぱクーラーあると快適だねぇ〜。」




なんか校長室にありそうな椅子に座っている山田先輩が呟く。




「クーラーなんてどこからもってきたんですか?」


「恭哉が壊れてたクーラー道端でみつけて、なおして持ってきた。」


「えっ!?高杉先輩すごっ!!」


「このくらい出来て当然だ。」


「おまけに恭哉の奴、改造までしてこのクーラーパワーアップさせたんだぜ!!」


「やっぱ高杉先輩すごーい!!」


「このくらい当然だと言っているだろう。おまけにこれは俺一人でやった訳じゃない。翔が手伝ってくれた。」


「えっ!?翔が!?」





あたしは隣に座っている翔を見た。


「このくらい出来て当然。」




くっ…
その笑顔が恨めしい。
まるであたしがダメ人間みたいじゃないか。