「依頼内容は恋愛とは何か教えてほしいということでいいのか?」

そのあと恭哉先輩もやってきてプチ会議が行われた。


…山田先輩は牛乳プリン食べてるけど。


依頼者は1年生安藤真弥(アンドウマヤ)さん。小柄で黒髪のロングで可愛らしい。




「そうです。あたしまだ恋をしたことがなくて…どんな感情が恋なのか分かんなくて…」


「そんな依頼をしてくるってことは気になる人でもいるのね?」


「な、なんで…?」


「顔見れば分かるわよ。」




さ、さすが詩音!!
頼れる姉貴だね。




「今回はあたしたちが恋愛ってもんを教えてあげる。美紅あんたも真弥ちゃんと一緒に勉強しなさい。」


「へ?あたし?」


「あんたまったくと言っていいほど恋愛したことないじゃん。」


「うっ…。」



痛いとこ突いてくる。



「あんたもいい機会だし、恋愛ってもんを理解しとかなきゃね。」


そうして、詩音、颯馬、翔、山田先輩、恭哉先輩による恋愛講座が始まった。