あたし逹が向かう先は、別館。


あたし逹何でも屋のアジトは別館の三階の奥にある。




元資料室だかを勝手に使ってる。


ガチャッ―…




「ただいま〜!!」





「おぅ!!美紅依頼はどうだった?」



「あんな優男。一発で仕留めてやった♪」


今あたしに話しかけてきたのは一応ここのボス、山田 太郎(ヤマダタロウ)先輩。
先輩は世間でいう美男子だ。でも王子様ってわけじゃない。強いて言うならバカ殿。でも性格はとってもいい何故かあたしのお父さんみたいになってる。

でも今時山田 太郎ってないよね?




「さすが美紅。強いなぁ〜」


「へへへ…褒めたって何もでませんよ?」




「美紅、お前はかわいいなぁ〜」

「山田先輩、あんまこいつ甘やかさないで下さい。…すぐ調子に乗りますから。」


「黙れ、翔!!」