「これ…わたあめ?」 「あぁ。お前食いたいって言ってただろ。」 そーいえば電車の中でそんな事言ったかも。 「覚えててくれたの?」 「…まぁな。」 「ありがと!!」 そう言うと、翔が急に真剣な顔になった。 ………ドキッ 何故か胸が高鳴る。 「美紅、俺さ―…」 ドンッ!! 「わぁ…綺麗…」 花火が空に咲いた。 「翔!!見て!!」 その後も花火が空を彩っていく。