「なんでなんだろ…。」
いつもなら気にしないことも気分が落ち込んでる今だとちょっとキツい。
「でもそれはきっと美紅ちゃんの背中に貼ってある紙のせいだと思うけどな〜。その紙さえなかったら俺が美紅ちゃん誘ってたのに。」
「…紙?」
自分の背中に手を当ててみる。
するとカサッとした紙の感触が伝わってくる。
その紙をそっと剥がしてみる。
「あれ?なんか書いてある。」
紙に目線を移して読んでみると…。
『折原美紅は予約済み。手出すんじゃねぇぞ!!by翔』
と墨で紙いっぱいに書かれていた。
……。
え?
何ですかこれ?
「ど、どうして…」
「美紅ちゃんはもう予約済みだったなんて残念。翔くんもなかなか考えるよね。」
亮がにっこり笑う。
周りの女子がきゃーきゃー言ってる。
ってこんな事はどうでもよくて…
